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ネジバナ・ナワシロイチゴ
今年もたくさんネジバナが咲きました。ずっと雨で草刈りが出来なかったのが幸いしてきれいな花を見ることができました。何とも言えない可憐な姿です。草刈りは手で鎌を使ってするのではなく、大半が刈払い機という機械を使ってやります。(非常におおざっぱです。笑)なので小さな花や新芽を意図せず切ってしまうことが多くあるのです。文明の利器のお陰で畑や田んぼの畔道やのり面の草はいつもきれいに刈られていますが、カッポグサ(ホタルブクロ)など昔は道ばたでよく見かけていた花は随分少なくなりました。大切に庭で育てないと無くなってしまいそうです。
心待ちにしていたナワシロイチゴが実を付けました。こんな実です。う〜ん すっぱ。
天然のいちご
天然のいちごが実る季節になりました。ピントが合っていなくて申し訳ありません。後ろのエゴノキがはっきりと写っていますが、木イチゴです。これがまた甘くて、つぶつぶが歯ごたえがあっておいしいんです。
これはまだこれから実るいちごの花です。ナワシロイチゴは苗代の頃赤く実るのでこの名が付いたとか。6月頃に赤い実になります。現代の農作業の時期とはちょっとずれているかもしれませんね。天然のいちごはどれもトゲトゲがあって用心して近づかないと痛いです。きれいなものにはトゲがあると言いますが、おいしいものにもトゲがありますね。
いちごの甘さと競うかのように甘い香りを放っているバイカウツギです。気品ある白い花はただ今満開です。今日は、昨日の雨が嘘のようにきれいに晴れ上がり暖かくなったため、ざるそばが人気でした。これから一雨ごとに暑い夏が近づいてきます。
スズラン、エビネラン
阿蘇波野高原のスズラン群生地にはかないませんが、我が家の庭にもスズランが咲き始めました。地下茎でどんどん増えますが、日陰を好むのかと思いきや日向の方が良さそうです。玄関に一輪飾るととてもいい香りです。大きな葉っぱに抱かれるように小さな花が一本大切に守られて咲きます。
こちらはエビネランです。これは日陰がお好みらしく、我が家ではフキの陰にひっそりとだれにも見られることなく咲いています。草取りをするときばあちゃんが眺めてくれるくらいでしょうか。地下茎で静かに増えてゆきます。30年くらい前に植えたのが十数本になっているそうです。是非皆様に見ていただこうと思い、ばあちゃんから一本もらって鉢植えにしました。エビネランにとっては檜舞台に上がったような気分でちょっとまぶしい思いをしているかもしれません。
新芽
ゴールデンウイークも終わりましたね。今年のGWはほぼお天気に恵まれて、楽しい休日をお過ごしになったのではないでしょうか。ご来店いただきましたお客様、誠にありがとうございました。心からお礼申し上げます。